給与の日払い制が普及し続ける理由

時給制や日給制で働いた分の給与をすぐに受け取れる、いわゆる日払い制を導入する企業は年々増加傾向にありますが、これには2つの理由があります。

その1つは、企業が人材の確保を図るためです。慢性的な人手不足の傾向がある業界では、できるだけ他社よりも良い勤務条件を設定することで、求職者を集めようとします。しかし、時給や日給の単価を上げるとなると、その分だけ人件費の負担が重くなることは今更言うまでもありません。福利厚生を充実しようとする場合も、それなりにコストがかかります。これに対し、日払い制は単に給与の支給回数を増やすだけで、求職者に対して職場の魅力を高めることができます。

自分の働きがただちに金銭に形を変えて目の前に現れるのは仕事に対するモチベーションを高めてくれますし、日々の生活費の支払いにもあわてず対処できます。もう1つの理由は、導入を容易にするシステムが整ってきたことです。現在では、日払いにかかる事務を効率的に処理できるアプリケーションが多くの事業者によって開発され、低コストあるいは無料で利用できるようになっています。外部の事業者に給与関連の基礎データを渡し、求めに応じて勤怠状況を報告すれば、後は事業者が従業員に対する窓口となって、一切の事務を代行してくれます。遠隔地からでも簡単に手続きできるよう、スマートフォンなどを使って個人情報を登録しておけば、申請を行った日ごとに支給額が計算され、口座に振り込まれます。

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